【現地本部長日記】「ホットスポット」

掲載日:2011.06.27

今日はいわき市長さんと面会をしました。いわゆるホットスポットに対するご懸念、対策の要請を受けたわけですが、そのご要請文の中に、「当市の屋内退避区域を指定解除決定した際に十分な調査がなされなかったものと、非常に残念に思っております」というくだりがあります。

まったくそのとおりだ、という印象です。いわき市は、半径30キロ圏内に市の一部が入りながら、緊急時避難準備区域の設定の際には、その区域から外れた経緯があります。色々な区域に指定されることは、住民はもちろん自治体にとっても大変なご負担を掛けるわけです。他方、区域指定の解除は嬉しい知らせには違いありませんが、解除も新規の指定も、詳細なモニタリングデータが出てきて初めて可能となる、という点では共通の課題です。最初は密度の粗いモニターでも、時間の経過とともに詳細緻密なモニターが可能となってくるわけで、その点で、いわき市民には政府が余分なご負担をおかけしたと感じています。

伊達市のホットスポットの決定がいよいよ大詰め。今週中に現地本部から市にご連絡することになっております。南相馬市では今詳細モニタリングが行われています。本日、生出演したTV番組でも申し上げましたが、今後も心配される地域に関してはできる限りの詳細モニタリングを行い、このポットスポット指定というルールを適宜活用して住民の安心安全につなげていきたいと思います。

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