【かなめ日記】「要は政治への信頼」

掲載日:2012.03.10

社会保障と税との一体改革をテーマに地元で車座集会を開いています。年金や医療、格差社会や子育て、税制といろいろなご質問が出ますが、それらの全てに共通する本質的な課題は、政治への信頼をどう取り戻すか、だということがはっきりしています。北欧などの付加価値税率20%を超えているような国は、その高税率と引き換えに暮らしの安心を政府が保証してくれる、医療も教育も無料、そういう安心感、政府への信頼が制度実現の背景として存在する、ということです。

私たちの課題もはっきりしています。これからでも一つ一つ、着実に改革をやり切ること、それは言うまでもありませんが、加えて、これまでの二年半の間にやってきたこと、やれなかったこと、失敗も含めて包み隠さず、しっかりと総括していくことです。私のホームページも最近全面改訂して、その中でも述べていますが、最大の失態は普天間と八ッ場ダム。そして他方、民主党政権になって医療や教育、雇用対策などへの予算配分が大きく改善されたことは、世間にはあまり知られていません。こうしたことをしっかり、粘り強く国民対話で訴え続けることが、なによりも今大切だと改めて痛感しています。

いよいよ明日は、大震災からまる一年の日であります。私は被災地でもある地元千葉県の旭市で行われる追悼式典に出席します。

関連記事

記事はありません