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あの日
   
あの日がまた巡ってきた。フィリピン時代の知人の一人がニューヨークに転勤をして、亡くなった。大学の後輩が富士銀行で、あの日たまたま遅刻をして一命を取り留めた。米国の証券ブローカーに勤め、同僚20名を失ったという人と一新塾で知り合った。あの日、私は出張で北京にいた。北京電信との一日の交渉を終え、ホテルでTVをつけた。どのチャネルも同じ場面を写していて、映画ではないと悟った。その直後、二機目の突入を目撃してしまった。およそ、平和時には決して考えられないシーンが、現実に、あのニューヨークを象徴するようなビルで起きた。

あの日以来、米国は寛容ではなくなったといわれる。米国人でも、日本人でも、あるいはユダヤ人でもアラブ人でも、誰もが望む平和。そうでありながら、この地球上にはいまだに戦火が絶えない。さらに加えて、テロという見えない敵との長い戦いもあの日以来一層厳しいものとなった。世界からの貧困の絶滅と共に、やはり日本の政治家として、私もこの世界平和という大命題に対して真剣に取組みたいと思う。私は、米国に留学したときに、それまでの人生では一度も出会った事のない様々な国籍の友人を得た。南アフリカ、アフガニスタン、イスラエル、コロンビア、パキスタン、トルクメニスタン、ペルー、などなど。そして、自分の知っている人ができると、途端にその国に親しみが湧いた。そんなものなのである。人が交流し、笑顔が増えれば、必ず憎悪もなくなっていくと信じたい。日本と韓国も、今少しずつ距離が近づいている。スポーツや音楽などで心をつなぎ、戦争やテロの無い世界を目指そう。

 
2003年09月11日
田嶋 要
 


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