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姉の日米教育比較談話
   
前に姪っ子サラが渡米したと書いた。近況によると、素晴らしいホストファミリーに出会い、とても充実した生活をしているとのこと。そこから派生して、アメリカと日本の教育比較について、私の姉(サラの母親)から意見をもらった。私が米国で受けた印象、あるいは私がなぜ教育が一番重要と考えるかとも通じるので、ここに紹介したい:

『しかし理数系は易しすぎるみたいね、日本の生徒のエネルギーの使い方って
無駄が多いんだろうか。
無駄が多いように思うのは、必要ないような人たちまで難しすぎることを
やってるんじゃないかなーと。前に、英語にエネルギーを使いすぎという
ことを日記に書いてたでしょう、そうするとアメリカの学生は理数系
プラス英語に向けない力をどう使っているのかなーと思ったわけ。

サラの話だと演劇とかダンスとか、外国語にしてもいろいろ選択肢が
あるみたいだし、夏休みだって長いでしょ、その間に学校外でいろんな
経験をするんじゃない? 長期に子供を預けるキャンプのようなプログラム
も多いし、逆に引率として参加したり。自分を表現する、意見を持つ、
発表する、チームで働く、好きなものをみつける、そんな社会人として
大事な部分が、日本では薄いし手抜き。たとえば時間数が
足らなくなってくると”学級会”関係が削られるとか。政治に対する
態度にも影響あると私は思う。
一人一人の人生を豊かにしているものって結構「主要5教科」以外の
部分だと思うんだな、芸術、スポーツは言うに及ばず、人との
コミュニケーションとか協力、園芸手芸料理(今は生活一般というのかも)など。
進学校しか知らないせいかもしれないけど、感性豊かなときに磨くべき
ものは他にもたくさんある。その余力がなくなるほどエネルギーを注ぐ
勉強って何? とちょっと考えた。
東大生でも学力低下が言われて久しいし、特に理数系が・・・てのも
わかるんだけど、あんな難しいことが必要な仕事ってそうないし、
できる人はきっとそういう仕事に向いているわけだから、苦手の私としては
そうみんながみんな頑張らなくても、と。とはいえ10代の吸収力で
バリバリ勉強する意義は私もよくわかっているのです。頭は訓練しなきゃ。』

ま、姉は、ではどうすれば、という提言をしているわけではないのですが。。。

 
2003年09月25日
田嶋 要
 


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