一日の日程がいよいよ過密になってきた。とはいえ、次の予定までにフッと時間が空くときがある。そんなときには、車を降りて近くのお店に顔を出す。クリーニング屋さん、床屋さん、八百屋さん、婦人服店などなど、いろいろな反応があるが、やはり世間が今の政治を見る目は厳しい。一番保守的な中央区でも、一度政権を変えないと、と思っている人は、意外なほど多いのだ。
いろいろなお店を訪ね、いろいろな意見を聞くのは貴重な経験だ。現場主義、これが私の政治信念の一つだが、市井の人々は物事の本質を本当によく見抜いていると痛感する。そんな彼らの言葉を聞き、それが次の私の演説へのヒントになっている。
まだ、私が国政へ出る決断をするずっと前、同じ高校の同窓である古川元久衆議院議員が私に言った言葉を思い出す。「頭でっかちのエリートは理屈で簡単に煙に巻くことができても、八百屋さんとか床屋さんには、絶対にできないよ。彼らは本質を本当によく見抜いているんだから。」
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