4階のトイレでばったり会った岡田幹事長がそのまま自分の部屋に私を連れて行き、これからのことにつき色々とアドバイスを下さった。選挙は二回目が最も難しい。政治をやることと次の選挙に備えることは表裏一体。彼は10年かけて後援会組織の核となる600余りのグループを作り上げたという。一年で60、つまりほぼ毎週一つのペースだ。
彼がまだ新人だった頃、橋本元総理にこう言われたそうだ。「君達の最大の仕事は、次の選挙で勝つことだ。」こう言われてちょっと淋しかったそうだが、岡田幹事長もしみじみ「でも、それが真実なんだよな。」今回の新人研修で、彼自身が我々に同じセリフを仰った。私も少し淋しい気がしたが、言わんとすることはよく分かった。
しっかりした地盤を作らない政治家は“ぶれる”のだそうだ。これも何となく想像できる。そして、最後にこう言われた。「地元で一軒一軒挨拶まわりをし、ミニ集会を開き、多くの人々と対話する。そうすることで、政治家として『熟成』していくんだよ。」これが、官僚には決して真似できない、政治家の迫力、凄みの源泉なのであろう。 |