久しぶりに政策関連の時間をとれた。まず朝は年金改革について初めて政府厚生労働省案の説明を受けた。古川元久衆院議員が事務局長をやっており、今日はかなりの数の民主党議員が出席。昨年からずっと続いているもののようなので、自分としては出遅れ感は否めない。ただ、ある先輩議員が、「各論より、まずもっと制度の理念を詰める必要がある」と指摘していたことからも、まだまだ入り口議論でも課題が多そうである。次回は民主党案についての勉強会があるそうなので、私としてはキャッチアップに都合がよい。年金は私の地元でも有権者の関心ナンバーワンである。厚生労働委員会には所属しないが、有権者には国政での議論の動きを報告できるようにしたいと思う。
次は、お昼をはさんで猪瀬直樹氏による講演会。題して「構造改革とは何か」。あの道路公団の民営化で孤軍奮闘したひとりの当事者の話は貴重であった。2年ほど前、同氏の著書「日本国の研究」を読んだことが、私を政治に向かわせた要因の一つでもあったため、猪瀬氏には特別な思いがあった。民営化委員会の今日までの成果は決して100点ではないが、道路公団の分割民営化、また料金値下げは少なくともコンセンサスを取れており、(40兆円の長期固定元利均等返済については立ち消えたものの)、構造改革の核心の問題についての成果はあったと主張。途中で責任を放棄した委員会メンバーを強い口調で非難していた。また、小泉総理に関しては、起承転結の「起」しかない人で、「承転結」はすべてマル投げと論評。終わりに、民主党がマニフェストに掲げた道路公団廃止、高速道路無料化については、まず民営化は(債務を返済し終えるまでの間の)公団廃止の一形態だとし、また将来的には無料となるにしても、すぐの無料化は数字的に不可能だと主張。民主党案のアドバイザであった山崎氏を、不勉強に基づく暴論と一蹴していた。若干、欠席裁判の観があったので、今度は是非、両氏の対談にしてもらいたい。
最後に猪瀬氏は民主党に注文をつけた: 民主党と自民党とで道路公団に関する政策は異なるにせよ、今は民営化委員会によって自民党案に則った一定の成果を挙げつつあるのだから、野党としての民主党は、自民案の批判をするばかりではダメで、現実的に少しでも前進している道路公団の問題につき、もっと官僚と戦わなければならない。 私もそう思う。全ての政策に共通して言えることだろう。民主党案とは違うとはいえ、前のままよりは少しでも前進しているのだ。これからはいよいよ政府法案作成の段階で今までの委員会の成果を骨抜きにしようとする官僚との戦いである。 |
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