イラクでの大量破壊兵器の捜索をしている調査団の団長でもあるアメリカCIA特別顧問ケイ氏が辞任した。そのケイ氏が、イラクには大量破壊兵器は無いと言明した。また、それに続き、パウエル国務長官もそれに近い発言をしたようだ。
ようやく認めたという感もあるが、改めて昨年3月の米国によるイラク攻撃の大義について考えないではいられない。大勢の尊い命が奪われたあの戦いを始めることに私は反対であったが、しかしイラクが大量破壊兵器を保有しているという米国の主張に、せめてもの微かな救いを感じていたのも事実である。それが裏切られた。いまさら大義を云々しても仕方が無いという空気が横溢する中で、イラクへの自衛隊派遣は着々と進められているが、大量破壊兵器が存在しなかったという点については、今後ブッシュ政権は厳しく追及されるべきである。また、日本政府もそのような結果的に根拠無き米国の主張を鵜呑みにして重大な決断をした責任を問われるべきである。 |