昨日に続いて今日も長丁場。イラク支援特別委員会の最後の質問者は自民党議員で
あった。その直後、採決の動議が自民党から出され、それに異議を唱える野党の委員会理事が立ち上がって議長の元へと近づこうとした。と、そのとき、自民党の理事ではない議員達が突如議長の所へ殺到し、野党の理事の動きを阻止しようとした。一気に議場が騒然となった中、しばらくして議長による強行採決が行われた。民主党の末松議員が殴られ、また中川議員が手に傷害を受けた。実は理事以外の委員が、議長の元へ行くことは認められておらず、自民党はそのルールを無視し、かつ暴力行為を働いたわけである。
日本の民主主義というのは、今でもこんな状態なのである。昔は椅子が投げつけられたとも言うが、いずれにしても決して自慢できる話ではない。ルール違反も暴力行為も、本来はあるべき姿の民主主義の対極のはずである。と同時に、政権を取らないと結局は与党のペースに押されてしまうことも事実である。この晩、深夜になってか
ら、民主党欠席のまま衆院本会議が開かれ、イラクへの自衛隊派遣は賛成多数で承認されたのである。
翌朝の朝刊各誌は、この承認を一面トップでは扱っていなかった。先日の政府決定の記事が大きく一面
トップを飾ったのとは大変な違いである。数の論理で動く国会では結局は政府与党の決定を覆しえない、ということを物語っている。つまり、国会の承認は、さほどニュース性がないという証なのであろう。 |
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