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大臣の仕事


実は、今日は妻と私の結婚記念日である。96年の4月6日、当時フィリピンに駐在していた私は、一時帰国して椿山荘で簡素な結婚式を済ませ、その足で妻を連れてフィリピンにもどり、新婚生活を始めた。妻は当時、某民間企業で環境関係の仕事をしていたが、その分野の興味が強かったのか、フィリピンでも環境問題を扱うNPOの活動に加わり、日本からの支援ファンドを取り付けたり、山賊の出るようなフィリピンの山間部に入って支援活動に加わっていた。そして、そんな活動の出発点である民間企業時代の元の上司が、今の川口外務大臣である。

イラク支援特別委員会の委員として、私も2度川口大臣に質問をさせてもらったが、それにしても大臣という仕事はつくづくストレスが多そうである。我々の質問に答弁するために何時間もプレッシャーに耐え、じっと大臣席に座っている様は、野党から見ると言ってみれば「敵」ではあっても、若干の同情を禁じえない。決して楽しい仕事という感じではなさそうだ。また、見ていて充実感があるとはとても思えない。妻から民間企業にいた頃の川口さんの話を時々聞かされるが、果たしてご本人は、あの頃の方が気楽で良かったという感懐をお持ちなのであろうか。一度、機会があれば聞いてみたい気がする。いずれにせよ、イラクも北朝鮮も、外務大臣の苦難・受難の道のりは果てしなく長そうである。

 
   
2004年4月6日
田嶋 要
 
 


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