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正常化・泥沼化


国会が正常化した。昨日まで、年金関連質問に対する小泉総理の答弁拒否を端を発し膠着状態に陥っていた本会議が今日久々に開かれ、民主党も本会議に出席をした。また昨日の与野党の協議を経て、明日は民主党の年金改革法案(政府法案への対案)が出されることになった。昨夕の菅代表の説明によれば、野党法案のみが本会議場で趣旨説明されることは、かなり異例のことなのである。過去には、1998年秋の金融国会で民主党が金融再生法案を提出し、これを当時の小渕首相が丸呑みした例がある。この先例に倣って、今回も是非、政府与党が法案を取り下げ、民主党の法案が成案できるようにがんばりたい。

イラクが泥沼化の様相である。連日、米軍とイラク人との武力闘争が報じられているが、もはや連合軍対テロというような構図では無くなって来た。テロのみならず、スンニ派、シーア派を問わずかなりの一般市民が米軍に憎悪の感情を強めているようである。しかも、昨日は米軍がこれまでの戦いの中でも忌避されてきたモスクへの攻撃を行ってしまった。「行ってしまった」と言わざるを得ない危険な一歩だ。自衛隊の活動自体がどれだけサマーワの住民から歓迎されようとも、連合国軍配下での活動と位置づけられている限り、神聖なモスクを攻撃された一般イラク人の憎悪の対象が自衛隊にまで拡がる可能性は否定できない。「憎悪の歴史を自ら作ってはいけない」それが昨年春にイラク攻撃を仕掛けた米国に対する私の意見であったが、憎悪の歴史は今回のモスク攻撃で確定的なものとなってしまったのである。


 
   
2004年4月8日
田嶋 要
 
 


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