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参議院選挙


参議院って本当にいるんですか?」 先日某所で国政報告会をやったときに、有権
者の一人に聞かれた。思わず、「いい質問です」と答えてしまった。別に私は、参議
院不要論を唱えているわけではない。ただ、今の二院制のあり方は、一度真剣に議論
する必要があるとは思っている。特に、全国区はともかく、選挙区(県単位の)につ
いては、結局衆議院議員と同じような参議院議員を生む結果をもたらしていると感じ
る。参議院が衆議院とは明確に異なる役割を持たなければ、ということは、つまり全
く異なる選出方法を取らなければ、単に衆議院と同じような院がもう一つ出来上が
り、法案の審議に二倍時間がかかるというデメリットが増幅されるだけである。参議
院の選挙制度の見直し、あるいは、二院制を韓国のような一院制にすることの検討
も、早晩は必要になってくるに違いない。有権者が、それを見透かしてしまっている
ことが、参議院選挙の低投票率の一因だと思う。

ところで、今回の参議院選挙は、前回から大きくその投票方式が変わり、新たに「非
拘束名簿方式」が導入された。つまり、全国区に関して、大勢の候補者から一人選ん
で投票するのだが、その際に、その候補者の名前を書いても、党名を書いても、どち
らでも構わないという方式になったのだ。従来であれば、党名しか書くことがでず、
党が予め決めた順位に基づいて、上から順に当選者が決まった。今回は、自分の名前
を最も多く書いてもらえた候補者の順に、選挙の結果順位が決まる。順位の決め方と
いう意味では、民主的で透明性の高い方式にはなるが、今度はタレント議員のような
知名度がモノを言い、地道に専門分野で良い仕事をしてきた議員には厳しい選挙とな
る。そんなわけで、今回の参議院選挙は、少なくとも全国区選挙に限っては、現職に
とっても、初めての選挙のような緊迫した選挙になるのである。
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2004年6月17日
田嶋 要
 
 


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