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人口の減少

 

昔は、人口爆発が人類の大変な問題だと色々なところで教えられたような気がする。
確かにインドや中国などを含むアジアでは、今でもそれは大きな課題である。ただ、
日本だけを取って見れば、人口の減少が我が国の大きな問題である。2006年つま
り再来年から、日本の人口は毎年60万から70万人減少すると言われている。千葉市の
人口は約90万人だから、いかに大きな数字かということが分かる。ちなみに、これま
での日本は、戦後毎年100万人ずつ増えてきたのである。

なぜ、人口が減少するかといえば、(移住人口を無視すれば)生まれてくる人間の数
より、亡くなる数の方が多いからである。ただ、日本は超少子高齢化社会であり、世
界の最長寿国でもある。つまり長生きの国である。にもかかわらず、亡くなる方の数
の方が、生まれる数よりも多いのだから、いかに生まれる数が少ないかがわかる。
1.29という最近発表された合計特殊出生率という数字は、そうやって考えると極
めて重たい。

とにかく、いろんな意味で、日本という国の人口構造は人類史上例の無い水域にこれ
から突入していく。それだけははっきりしている。人口が減少し、お年寄りが増えつ
づけ、子供達が減り、なんとなく明るい国のイメージが描きにくい。もちろん、少子
化対策などで若年人口を増やす努力も大切である。だが、それでも避けて通れない人
口減少の中で、どのような活力ある国を作っていくかという視点が、これからますま
す重要になってくる。世界には数千万の人口の国がたくさんあるのだ。そう考える
と、すこしは気が楽になる。

 

 

 


 

 
   
2004年7月2日
田嶋 要
 
 


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