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民主党本部の要請を受けて、秘書の一人を新潟の被災地区へ派遣した。その秘書から
のメールによれば、河川近くの家の周りには3メートル近い高さまで泥が積もってい
るそうである。そして今日、彼はその泥の撤去作業をした。現場からのメールには、
彼が非日常の空間で被災者を支援する活動をしている興奮が伝わってきた。丁度、あ
の神戸大地震の時もこのような現場で同じ経験をした人々が大勢いたのであろう。今
は長野県知事をやっている田中康夫さんや、そして楽天グループを経営している三木
谷浩史さんも、あの神戸災害のボランティアがその後の人生に大きな影響を与えたと
いうことを、どこかで読んだ記憶がある。
地震であれ、台風であれ、災害は悲惨である。しかし、その災害をきっかけとして善
意の連鎖が始まることには、大いに励まされる。現に今回の新潟には、神戸震災で被
害を受けた方々が「おかえし」の気持ちで大勢駆けつけていると聞く。災害は出来る
限り少ない方が良いが、このような善意の連鎖の方はどんどんと大きく育つ、そんな
社会にしていきたいものである。
ここまで書いて、ふと思い出した。先日参加した自治会主催の空き缶拾いのことであ
る。私も2時間かけて、大きなビニール袋一杯になる捨てられた空き缶などを集め
た。その後の集まりで、誰かがポロッと言った。「一度空き缶拾いを体験した人は、
多分、その後の人生では空き缶をポイ捨てすることは出来なくなるでしょう。」善意
の連鎖とは少し違うが、やはり体験を通して、そして体験を通してのみ、人間は学ぶ
ということなのであろう。
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