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プロ野球の話

 

イチローは相変わらずスゴイ。両松井も頑張っている。そんな海の向こうでの日本人
選手の活躍とは裏腹に、こちら日本ではいまプロ野球界全体が揺れている。近鉄とオ
リックスの合併話に端を発し、1リーグ制の話が持ち上がっているからだ。実は地元
千葉にある千葉ロッテマリーンズも、福岡のダイエーとの合併の可能性もあるらしい。             1リーグ制反対の署名活動も活発化してきている。

実はこの問題についての民主党の会合が今日開かれた。なぜ、国会でプロ野球か。そ
れは、たかがプロ野球、されどプロ野球。野球は日本の社会に深く根を下ろした、文
化そのものだからである。そのプロ野球が、実はとんでもない古い体質の世界なので
ある。アメリカのベースボールの世界とは似て非なる世界なのである。たとえば、新
チームの参入障壁。プロ野球に新しく加わりたいチームは、なんと60億円もの持参
金が必要なのだそうだ。しかも、その大金は既存チームで山分けされるという。そし
て、それ以外の参入の要件が実に曖昧。一言で言えば、某有力球団のオーナーに好か
れるかどうか、ということらしい。だから、ライブドアというベンチャーの堀江社長
は、買収に手を上げても、面会すら拒否され続けているのである。

いずれにせよ、今の日本のプロ野球界の課題は、日本の古い社会を象徴するような体
質を改め、透明性の高い民主的、近代的な仕組みにつくり変えること。それにより、
よりファンが増えるような、ワクワクするようなゲームを多く出来るリーグにしてい
くことである。そんな、大いなる試練に直面しているせいだろうか。戦う選手会長、
古田選手は、今セリーグのリーディングヒッターを続けている。2リーグ制維持に執
念を燃やしてもらうために、どのピッチャーも古田にはきわどい玉を投げられない、
などという冗談とも本気とも分からぬ話もある。

 

 
   
2004年8月2日
田嶋 要
 
 


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