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数字の話

 

今日は久しぶりに委員会が多く開かれた。言わば、今臨時国会の山場である。まず厚
生労働委員会が開かれ、民主党が提出した年金改革法廃止法案が審議された。先の通
常国会で政府与党が強行採決して通過させ、国民の8割が廃案を望んでいるあの法律
を、わずか二ヵ月後に白紙に戻させようというものである。また、私の所属する総務
委員会も開かれた。実は総務委員会では国家・地方両公務員の共済年金が審議される
ため、年金という意味では厚生労働委員会と連動するのである。つまりここでも白紙
撤回を求めたのである。さらに、イラク支援特別委員会や文部科学委員会も開かれ
た。後者では、同僚議員が例のプロ野球の一リーグ制の問題も質疑し、読売ジャイア
ンツのオーナー、渡辺恒雄氏を参考人として国会招致することを要請した。

白紙撤回は淡々と否決されたが、年金改革法に関してまた新たな数字の話に驚いた。
共産党のある議員の質問に対する政府答弁であったが、平成元年から先の通常国会ま
での間に可決成立した法律の数は全1859本(法律の数は「一本」「二本」と数え
る)、うち、法律の成立後に「官報正誤表」で誤りを直した法律が8本、そしてそれ
ら8本の中の誤りの数は法律一本につき1箇所から3箇所ということなのだ。あの年
金改革法の誤りは何と40箇所。イチローではないが、まさに桁違い、驚異的、記録
破りな数字なのである。

もうひとつ、これもまた数字の話である。廃止法案を提出した民主党のネクスト厚生
労働大臣が答弁していたものである。自民党はよく、民主党の年金対案に具体的な数
値が足りないと言って批判する。しかし、政府与党に対してとは異なり、役所は野党
には極めて非協力的なのだ。民主党からの再三再四の要求に対して、去る6月、法案
審議も大詰めを迎えた頃になってようやく厚生労働省から出された年金に関する基礎
データは、なんと4000ページにも上るコピーの山だったと言うのである。嫌がら
せのようなものだ。つまり、様々な年金シュミレーションを行うためにはソフトコ
ピーが不可欠なのに、すべて入力の手間が掛かるハードコピーでしか情報提供をしな
いのである。こういうふざけた話が、一体全体いつまでまかり通るのか。政権交代が
実現するまでなのである。その日がそれほど遠い将来ではないことを、そろそろ役所
も悟ったほうがいい。

 
   
2004年8月4日
田嶋 要
 
 


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