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サッカーの話

 

先日行われたバーレーンとの一戦は凄かった。らしい。残念ながら私は見れなかったが、十分に想像できる。実は私は結構感動し易いタイプで、ワールドカップのサッカーの試合などでは、しょっちゅう涙もろくなっていた(箱根駅伝でも泣けてくる)。そんな、普通の感動とは若干違うが、バーレーン戦を見た某政治関係者が、「日本のイレブンのやったことは、100人の外交官でもなし得ない偉業だ。」と言っていたが、それもまた本当にその通りだと思う。同様に、韓国と日本の距離が心理的にも最近非常に近づいているが、そのほとんどは政治とは関係のない世界の功績だ。ヨン様の「冬のソナタ」はもちろんのこと、2002年のワールドカップの日韓共同主催も、いろいろ心配されたが、結果的には実に良かった。しかし一方で、今行われているアジアカップで、中国の観客の日本選手に対するブーイングが深刻な問題になっている。明日の決勝戦は、おそらく相当な警備の中で行われることになるであろう。

確かにスポーツも「戦い」ではあるし、南米などでも試合を見ていたファン同士の暴動が起きることもある。だが、そこはやはりスポーツ。本当の戦いをしなくてもよい「平和」の有難さを、1人でも多くの人がかみしめることが大切だ。もちろんアジアの歴史は複雑で、日本との関係においても過去の悲しい時代の記憶が色濃く残っている地域や国も多い。今回の中国の件は例外的なケースだと祈りつつ、今後もスポーツや映画や音楽など、五感に訴える様々な力が、アジアの、そして世界の平和に強力な役割を果たすことを願ってやまない。

 
   
2004年8月5日
田嶋 要
 
 


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