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先日、ある地域の夏祭りの場で、ひとりの有権者の方から相談を持ちかけられた。ボランティアで教えている少年サッカーチームの練習グランドが工事で一年間使えなくなる。ついては、付近にある道路公団の敷地内のグランド施設を使わせてもらえるよう、私からお願いしてもらえないかという内容だった。まあ、国政とは直接関係ないといえばそうだが、やはり地元の方々の悩みもできるかぎり対応するのが私の仕事。しかも、相手が道路公団ということであれば、税金で支えられているこうした特殊法人、先般の通常国会で民営化されることになった話題の特殊法人がこれから地域の住民とどう関わっていくべきかという、国政とも決して無関係とは言えない側面もある。さらに地域の活性化、子供たちの教育の観点からも大切な問題だ。そんなわけで、道路公団にお願いに上がることにした。
そこは公団の全国の職員を集める全国唯一の集合研修施設で、広大な敷地にはテニスコートなどのスポーツ施設も整っていた。そういえば、つい先日見学した白井市にある社会保険庁の大学校でも同じようなスポーツ施設の地域住民への開放という課題があり、社会保険庁自身が色々世間から非難を浴びる中で、今後開放していく方針をはっきりさせている。おなじような組織である道路公団も今のご時勢それほど頭が固くはなかろうと思ってご相談させていただいたが、結果的には実にスムーズにこちら側の意向を受け入れていただき、その結果、少年たちは毎週末にそのグランドで汗を流せることになった。恐らくは、道路公団の職員の方々も、このような話で地元の国会議員が公団を訪問するということで、かなり構えておられたこととは想像できるが、実際に直接話し合いをさせていただくと、実に気持ちよく話をまとめることができた。やはり人間、直接互いの顔を見て、小さなことでも誠意を持って話し合うことが基本なのである。道路公団とか社会保険庁とか、組織は色々問題が多かろうが、あたりまえのことだが、中にいる人ひとり一人は大抵は普通の「いい人」なのである。
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