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最近まで民間企業のサラリーマンだったので、ビジネスの世界にも多くの友人がい
る。H君もそんな一人だ。彼は私と同い年で、同じ1989年に米国に留学した仲間
である。だが、“並みの男”ではない。強い好奇心と信念と使命感を持ち、ベン
チャーで奇跡のような大成功を遂げた男である。
留学後、まだ彼がサラリーマンとして留まっていたとき、彼と銀座で昼飯を食べた。
ある会社の大きな本社ビルの前に来ると、彼が一人笑いしている。変な奴だと思って
聞いたら、「自分のベンチャーが、このビルの会社のように途方も無く大きく成長す
るのが見えるんだ」と答えた。まだそのベンチャーを起こしてもいないのに、そう答え
たのである。彼には、普通の人には見えていないものが、見えていたのだ。それは、
どんな分野でも、リーダーのみが有する特異な才能だと思う。彼はビジネスのビジョン
や戦略を私に熱く、熱く語った。そして、多くを実行し、成功に 導いた。15年余り経っ
た今でも、彼の信念と実践には全くブレがない。情けなかったことに当時の私にはあ
まり理解できなかったが、今から思うと見事としか言い様がないのだ。彼は間違いなく 日本を変える一人だと、私は勝手に思っている。
そんな彼が、見慣れたビジネスの記事ではなく、先日の新聞には「こどもと育つ」と
いう欄に載っていた。そして、やっぱりここでも、彼は“並みの男”ではなかった。
今どき、男の子ばかり早や4人もいたのだ。しかも5人目を奥さんと相談中だとい
う。この生命力の強さよ!なんだか嬉しくなってきた。そしてまた、そこに記された
子供の教育方針がすばらしい。キーワードは生命力、対話、自己責任、そして自然。
全く同感。彼の新しい素晴らしさを発見して、本当に嬉しかった。彼のような得難い
友人らから刺激を受けながら、私も日々精進してゆきたい。
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