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熱さ

 

月が改まった。いよいよ今月の12日から秋の臨時国会が始まる。そしてまた、いよいよ今月から、あの年金制度改悪の実際のしわ寄せが国民に対して始まる。まず今月から厚生年金負担が現在の13.58%(労使折半)から値上げである。そして来年4月からは国民年金の値上げである。一時期のように年金、年金とマスコミも書かなくなってしまったが、我々国民一人ひとりに影響が出てくるのはこれからなのである。小泉総理は、前ほど国民が騒がなくなっているのを、しめしめと思っていることだろうが、我々国民は、喉元過ぎれば熱さを忘れる、ではいけないのである。「熱さ」を感じるべきはこれからなのだ。

「熱さ」といえば、イチローが遂に偉業を達成した。「いままでの野球人生で最も熱かった」という表現を使っていたのが印象的だ。感動した、とか幸せだったとかより、この「熱さ」がいい。日ごろ表情を変えないイチローもさすがにこの日ばかりは満面の笑顔である。言うまでもないが、彼の偉業からは、実に多くのことを学べる。私が気に入った彼の言葉をここに記したい。

「ルーチンをしっかりやっているかが大きいんです。それを崩されずにやれるかどうかで、心の準備も肉体の準備も出切るのだから。」(イチローは他の選手より一時間早く球場に入り、ストレッチやマッサージに時間をかける)

「今の基本が作られたのは小学生とか中学生のころ。決してプロに入ってからではない。」

「負けには理由がありますからね。たまたま勝つことはあっても、たまたま負けることはない。」

最後に、1991年、オリックス入団の時の写真を見て一言。何と言っても「ドラフト4位」というのがいい。写真も、後ろの列にかろうじて顔が見える程度。偉大なヒーローは、得てしてこうしたものである。

 
   
2004年10月1日
田嶋 要
 
 


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