今日、国会本会議場では、刑法の改正案が上程された。従来よりも厳罰化を進める改正である。これがなんと、明治40年(1907年)以来初めての懲役・禁固刑の見直しだというから、驚く。時代の流れのスピードに法律がとても追いついていかないはずだ。犯罪件数、なかでも凶悪犯罪の増加、そして犯罪検挙数の減少、検挙率が5人に1人にまで落ち込んだ現状を反映してのことであるが、遅きに失した観がある。
多くの国民が、かつての安全な日本を取り戻したいと思っている。犯罪に対する厳罰化は万能ではないが、やはり必要なことであろう。
同じ今日、早稲田大学のサークル、スーパーフリーが複数の女性に対して組織的に集団暴行を繰り返していた事件で、ようやく代表だった男に対する判決が東京地裁で下った。懲役14年の実刑判決である。実は、今回の刑法改正の中で、集団強姦罪というのが新設されたのだが、その契機となったのがこの事件なのである。
今回の改正でも、なお理解に苦しむことがある。強盗罪よりも強姦罪の方が、有期懲役の下限が低いのである。モノよりもヒトに対する犯罪の方が罪が軽いというのは、納得が行かない。
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