米国大統領選がブッシュの再選で終わった。事前予想では4年前の激戦と混乱が再来するかと言われていたが、ケリーが敗北宣言をして、意外とすんなり決着がついた。
ブッシュ再選となったからには従来の軍事外交路線が継続されるわけだから、小泉総理のブッシュ追従外交には、引き続き警戒と監視を続けなければならない。
米国産牛肉の再開問題はその最たるものである。
一説によると、投票日直前に流されたアルカイダ・ビンラディンのビデオが、ブッシュ再選に一役買ったとも言われている。それがアルカイダの計算通りのことなのか、はたまた計算外のことなのかは分からぬが、多くのアメリカ人がそのビデオを見て9.11の恐怖を思い出し、より「強いアメリカ」のイメージに合ったブッシュについて行こうと考えたとしても不思議ではない。私の選挙区にあるアジア経済研究所のイラク専門家の方が先日テレビで述べていたこととも符合する。「恐怖」、これが今回の大統領選のキーワードだったということだ。
恐怖といえば、イラクで香田さん殺害の犯行声明を出したザルカウィ組織が、犯行後改めて自衛隊撤退の要求声明を出してきた。「あの殺害は単なる通過点だ」と言わんばかりの、その執拗さに戦慄を覚える。これから先、自衛隊や日本国内が平穏無事でいられ続けるのか。このような相手からの恐怖はいつまでも完全に消え去ることはない。
そしてそんな中、国民の6割以上が延長に反対をしている自衛隊の派遣期限が12月14日に迫っている。大統領選後の世界は、これまで以上に国内外でのテロ警戒が必要な時代に突入したということであろう。
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