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珍しい方

 

委員会での質問というのは、普通はその委員会に所属する各党の議員が割り当てられて順番に行う。私の場合は総務委員会だが、ほとんどは自民党と民主党、公明党、それに少数の共産党、社民党から構成されるので、質問もその人数比で時間をもらうわけだ。昨日は午後に私もこの臨時国会初めて40分間の質問をしたが、それに先立つ午前の部、トップバッターに実に珍しい方が質問に立った。自民党の幹事長までやったあの加藤紘一さんである。山形3区で浪人生活のあと昨年復活された。加藤さんは総務委員会には属さないのだが、特に質問したい内容がある場合には、このように所属議員ではなくとも、その委員会で質問することが認められる。結構柔軟というわけだ。

昨日の加藤さんの質問は、公務員の共済年金について。これが実に見事だった。1時間の質問時間だったが、これからの私の国会活動に向けて大変勉強になった。聞けば、野田聖子議員(彼女は総務委員会のメンバー)ら5人でチームを組み、過去半年、その分野を研究調査されたということだ。通常ベテランは滅多に質問しないらしいのだが、加藤さんは(一度選挙に落ちたこともあるのだろうか)一兵卒のように熱心に取組まれた。見習うべき姿勢である。

共済年金というのは、実に大きな「特別待遇」を受けているものだ。加藤さんの詳細な調査によれば、全ての公的年金受給者数のわずか1割にしか相当しない公務員の年金給付のために、毎年約2兆円が追加費用として税金で注がれているというのだ。年金問題は前回の通常国会でも多くの人が質問に立ったが、このような観点からの質問は私の知る限り初めてである。加藤さんがおっしゃっていたが、地元を回っていると色々な有権者から「公務員の年金は本当にいい。夫が公務員OB、妻が学校の先生のOBというのを、ゴールデンカップルと呼ぶんだ。」という話をよく耳にして、今回の調査のきっかけになったのだという。やはり現場に耳を傾けた賜物だったと言えよう。
与党自民党議員がこれだけ鋭く年金問題に切り込むのを見るのは、初めてのことであった。

なお、加藤紘一議員、たじま要、その他の昨日の質疑内容は以下をクリックしてください。
(たじま要の質疑は、ホームページの画面からも見られます。
http://www.shugiintv.go.jp/top_frame.cfm

 

 
   
2004年11月5日
田嶋 要
 
 


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