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真実

 

世の中のほとんど全てのことは、真実が何かは結局分からないということなのかもしれない。国会では色々な疑惑や事件の追求・解明をやっているわけだが、多くの場合限界がある。明日は村岡元官房長官が民主党の会合で例の旧橋本派1億円の釈明をしてくれるそうであるが、国内の問題の場合には、外交の問題と違ってこのような機会があるだけ、まだマシとも言える。

近隣諸国を見渡せば、少し前には隣の韓国での核開発疑惑が持ち上がった。比較的先進国の仲間に近い韓国がそのような不信感を抱かれる行為をするとは残念でならない。その隣の北朝鮮は、相変わらずである。行方不明の10人の消息を調査する、と言ってからようやく出てきた報告は、信憑性が高いとはとても言えない。なぜ、あのような高い確率で大勢が死亡しているのか、誰が考えてもおかしい。そして中国。原子力潜水艦が領海侵犯をした。技術的理由から誤って入ってしまった、と言われればそれまでだが、ことの真実はさっぱり分からぬ。

コトほど左様に、近隣諸国との関係は色々悩ましい。日本の国会がチェックすることもできぬ。国内にも課題は山積であるが、やはりこれからの国の仕事としては、外交面でよりしっかりとした戦略を立て、実行し、毅然とした態度で国益を主張することにもっとエネルギーを注いでゆかねばならないのではないか。それが国の政治と行政の仕事の大きな部分を占めるようになっていかなければならない。おそらく社会保険庁の次ぐらいに世間の風当たりが強い外務省には、はたして21世紀の日本の国益を守るための十分な人材が揃っているのであろうか。あるいは国益を守れるような組織になっているのであろうか。中国原潜の領海侵犯に対する対応や、あるいはこれまでのイラクなどに関する情報収集能力を見ていても、答えは明らかにNOである。

 


 

 
   
2004年11月16日
田嶋 要
 
 


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