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濡れ衣

 

ひょっとしたら若干の勘違いや記憶違いはあるのかもしれないが、決してウソはついていないだろう。それが直接本人の口から話を聴いた後の印象である。前衆議院議員・元官房長長官の村岡氏が本日民主党の集会に出席をして、あの1億円問題に関して彼の知りうる一部始終を話した。今日も、朝から名前を名乗らない何者かから3件の「会合に出るな」という脅迫電話を受けたということだ。ご心労は想像に余りある。このような勇気ある人の行動が、やがては巨悪を白日の下に晒すのであろう。村岡氏が言っていたとおり、彼がもし昨年の衆院選で落ちていなければ、このようなスケープゴートにはなっていなかったであろう。政治の世界は汚い世界とはよく言われるが、このような濡れ衣を掛けられた本人のナマの声を聴くと、それが実感として強く感じられる。村岡氏は今在宅起訴の身分であるが、この冤罪とは徹底的に戦うとされている。終盤に差し掛かってきた今臨時国会に、今回の村岡氏の一連の発言がどう影響を及ぼすのかは分からないが、十年一日の政治と金の問題には、何としても終止符を打たねばならない。橋本元総理にも、逃げ隠れしていると取られるようなことでこれ以上晩節を汚すことなく、国民に対して正直に全てを話してもらいたい。それが、これまでの金まみれの政治をクリーンな政治に生まれ変わらせるために、橋本氏が身をもって行うことのできる国への最後のご奉公ではないだろうか。

 


 

 
   
2004年11月17日
田嶋 要
 
 


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