明日に臨時国会の閉会が迫った今日、岡田代表の発言に党内の一部が反発した。「二回連続で比例復活当選の衆議院議員は、負け犬だ。」岡田さん独特のハッパをかけたつもりであろうが、民主党の一期生や二期生には実際に比例復活当選が何人もおり、そういう方々の胸中はさぞ穏やかではなかったであろう。ただ、岡田さんは代表として今度の総選挙で絶対に政権交代を実現させようとしている。そのためには、前回比例復活当選した新人らが、二回目の選挙の次回は小選挙区で勝ち、初戦の新人の比例復活のチャンスを作ることが不可欠であるというのも、冷徹な現実なのである。政権交代が現実のものとなるその間際では、これまでとは比較にならないプレッシャーを誰もが受けるということだ。
負け犬とは違うが、今年の国会では「負け組」という言葉もよく聞かれた。特に女性議員の間で、結婚して子供もいる議員が勝ち組、それ以外の女性議員が負け組なのだそうだ。比較的後者の方が多いので、負け組に属する女性議員がよく自分達の境遇を称してそのように呼んでいるらしい。何と自虐的な、とも思ったが、聞けばこれがなかなか切実な問題で、「負け組」の女性は少子高齢化対策とか育児支援とか幼児教育とかの政策の議論では、肩身が狭いのだという。確かにそのような心理は想像に難くない。色々な政策分野を取組んでみたいと思っても、このような私人としてのプライベートな部分が公人としての政治家活動に少なからぬ影響を及ぼす。これも政治の現
実なのである。
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