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拍子抜け

 

 あっという間の臨時国会であった。はっきり言って拍子抜けである。私が与えられた質問の機会もわずか一回。郵政改革に関する検討会は何度も出席したが、独禁法改正法案や公務員改革法案など先送りされる法案ばかりで、5ヶ月にわたる通常国会に比べると内容的には非常に貧弱だったような気がする。

 マスコミの論調もそのようである。まあ、予算審議が無いというのが通常国会との決定的な違いであり、それに加えて今回は重要法案も出てこなかった。どんな法案をいつの国会でどのタイミング・順序で審議するかを決めるのが議運、つまり議会運営委員会の仕事であるのだが、こことて他の委員会同様、与野党の駆け引きはあるものの、最後は多数決で決まる。つまり、今回の臨時国会が内容的に乏しい国会であった大半の責めは、やはり与党が負うべきものである。橋本元総理の証人喚問など、大多 数の国民は「さっさとやれ!」と言いたい気分であるのに、結局実現しなかった。自民党の元官房長官村岡氏が民主党の会合に出席するという、言わばゲリラ戦術が関の
山であったのである。イラクの自衛隊派遣延長もしかりである。これなど、12月14日、つまり国会休会中に延長が行われるわけで、こういう重要決定が国民の監視、つまり国会審議を経ずに政府の手で静かに下されるというのは、民主主義として危険であり、ご法度と言わざるを得ない。これらを見ていて、先の年金改革同様、やはり小泉政権では日本は変わらないと、多くの国民が改めて実感されたことだろう。

 年金に関しては若干民主党もふがいない。つい先だっての参議院選挙でもあれだけ争点となっていたにも関わらず、今回の臨時国会では全く音無しである。党首討論では若干触れたものの、年金制度の一本化に向けた議論は、結局スタートしなかった。私も岡田代表の補佐役の一人として、この点は何度も問題提起をさせてもらっている。党も組織なので色々な意見の集約は容易ではないのは事実だが、国民が今でも最も関心の高い年金改革に関して、党の対応が徹頭徹尾ではなく竜頭蛇尾に思われては問題なのである。

 

 

 

 
   
2004年12月3日
田嶋 要
 
 


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