|
阪神大震災の1600倍。想像もつかない大地震が年の瀬に起きてしまった。スマト
ラ沖大地震である。自然災害に苦しめられた今年を締めくくるには、余りにも過酷な
現実である。日を追って犠牲者の数が増える様も、あの阪神大震災をはるかに上回
る。後追いかもしれないが、各国が連携して全力で救助支援活動を行う必要がある。
犠牲になった方々は多くが先進国からの観光客だそうである。クリスマス直後の休暇
シーズンという不幸も重なった。また、美しいリゾート地域とは言え、実際には経済
的に豊かではない開発途上国が多い。だから津波を知らせる警報システムなどほとん
ど整備されていなかったと聞く。このような自然災害も、国の政治や経済と関係が無
くはないということだ。この大地震を受けて、日本の海上保安庁が全国で津波対策を
講じることに決めたようだが、どんな豊かな時代になっても、事故や災害に巻き込ま
れる危険性はいたるところにあるのだということを、あらためて痛感する。亡くなら
れた多くの方々のご冥福をお祈りするとともに、来年こそは災害の少ない一年である
ことを祈念する。
|