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公共の電波

 

 しばらく風邪を引いていた時期に、普段はまとまった時間まず見ることのないテレビをかなりあちこちと見ることになった。おりしもライブドアとフジテレビの闘いが連日報道されていた頃に重なり、「公共の電波」なるコトバを何度となく聞いた。電波は有限の資源なのだという。国民共通の財産なのだという。ふーん、という感じである。へーっ、そんなに貴重なんだ。。。

 その割にはテレビというのはつくづく良質の番組が乏しい。そういう意味では実にいいタイミングでテレビを長時間見ることができた。平日の日中など、見ているとほとんど腹が立ってくる。良い番組作りに対する情熱のかけらも感じられない。昨年は厄年であったろうが、NHKがまだ比較的マシである。どこかのアンケート調査結果に載っていた。民放に比べてNHKが優れている点は?一位は「コマーシャルが無いこと」。二位は「すぐれた番組があること。」また、別のアンケートでは、「真実を伝えていると思うチャネルは?」の問いに、NHKがダントツの一位であった。どれも、ムベなるかな。やたら歌番組の多いNHKも決して高い合格点はあげられないが、民放の提供している番組をあれこれ見ていると、「公共の電波」というコトバが白々しく聞こえてくるのは私だけであろうか。

 

 

 
   

2005年3月8日
田嶋 要

 
 


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