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実は私は釣りが好きだ。子供の時によく父に連れられて土曜の夜中から出かけた。趣味というにはあまりにも長い間やっていないが、せっかく海に囲まれた千葉県に住んでいるのだから、時間が出来たら将来は釣りを再開したいと思っている。
そんな釣りに関連して、昨日は国会でちょっと驚く話を聞いた。今年6月に施行される特定外来生物被害防止法を巡って、ブラックバス(オオクチバス)が突如、第一陣の駆除指定を受けたのである。それも小池環境大臣が、こういうのを鶴?の一声というのかもしれぬが、法の定めに従って開かれた専門家会合の決定を二日後にひっくり返して、記者会見で発表してしまったらしい。彼女のホームページはなぜかのことに沈黙しているのだが、これは行政の手続を無視した暴挙ではなかろうか。
何でも外来種と呼ばれる生物は日本に2000種を数えるのだという。そして上記の法律の主たるターゲットがブラックバスなのだそうだが、大正14年に芦ノ湖にもたらされたという由緒ある魚であるがゆえに、それを取り巻く経済活動も盛んで、釣り愛好者も300万人を数える。そんな魚を駆除しようとすれば、当然大きな反対運動が起きるのは想像に難くない。もっとも、時代の変化とともに、経済的損失を甘受してでも環境を守らねばならない場合も出てくるのは当然だ。ただ重要なのは、判断・決定が中立かということだ。そしてそのプロセスが民主主義のルールに則っているかということだ。大臣なら何をやってもいいということではない。そして、万が一にも、駆除される側の経済損失と表裏一体に生まれる駆除をする側のビジネスに、事業利権が絡んでいるようなことはあってはならない。一説によると駆除のために要するコストは数百億円なのだそうだ。
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