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一票の格差

 

  普通この話題だと参議院の一票の格差5対1という話になるのだが、今日はそうではない。県議会のことである。千葉県の県議会での一票の格差は、参議院並み、それも全国最悪ということをご存知であろうか。

 千葉県には残念ながら全国最悪や全国最低というのが結構あるのだが(産業廃棄物の不法投棄や四年前の知事選挙の投票率、一人当たりの行政投資額のように)、県議会議員の選挙制度にも問題があるのだ。つまり、高度経済成長期の急激な人口増、人口移動によって東京寄り、あるいは内房の人口が膨らみ、他方外房や南房総が過疎化していったにもかかわらず、県議会議員選挙の制度は昔ながらの選挙区割りのままとなってしまっている。その結果、千葉市や船橋市、柏市などの都市部の一票の重みが、農村部の何分の一かになってしまっているのだ。そして、まさにその歪んだ選挙制度の結果(尤も、それだけが理由ではないだろうが)、千葉県議会議員の党別構成比率は何と自民党が未だに7割という、これもまた全国一、二を争う高さなのである。なぜこんなおかしなことに、と一般市民がいくら憤ってみても、自分で自分の首を絞めるような制度改革を7割の多数を占める議員が行うハズはないのだ。

 道理で、と思われたであろう。「金権千葉」という有難くないあだ名も、「千葉はなかなか変わらない」という評判も、結構こういう事実を背景にした本質を突いたコトバなのだ。千葉県にいくら改革派の行政リーダーが登場しても、もう一方で県議会を変えないことには真の夜明けはなかなかやってこないのである。この四年間の堂本県政がいかに大変なものであったか、想像に難くない。

 
   

2005年3月10日
田嶋 要

 
 


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