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辛勝

 

 昨夜11時過ぎ、私は自分の事務所でTVをつけ、NHKから当確の出るのを待っていた。事務所から堂本選対事務所までは歩いていける距離だ。堂本さんは自分の当確が出たら知事公邸を出るということだったので、私もそれに合わせるつもりだった。戦況は激戦であったが、農村部から都市部へと開票が進むにつれ、堂本さんが追い上げ、そしてちょうど頭一つ追い抜いた状況であった。このまま行けば当確は時間の問題と思われた。マスコミ各社も堂本選対に待機していた。しかし、その直後、開票率95%で再び森田氏が逆転。その瞬間、私は最悪を予感し、急いで選対事務所に行くことにした。勝ち戦のときよりも、負け戦の場合にこそ、より敗軍の将のために終わりの形をきっちり作ってあげるのが礼儀だ、と思ったからだ。

 それにしても、苦しい勝利であった。全県の選挙で、差がわずか6000票余り。おととし私の戦った選挙が千葉市の半分の広さで11000票差あったことと比較すれば、今回の接戦のすごさが一層きわだつ。一週間前、堂本さんがかなり有利というマスコミ各誌の情報からは想像もできない激しい追い上げをされたわけだ。選挙の恐ろしさをまざまざと見せ付けられた。そして実に貴重な経験をさせてもらえた。

 いずれにせよ、選挙には勝ちか負けしかない。そしてどんな薄氷の勝利であろうが、堂本さんは勝った。最後には「年齢」というどうしようもない点を徹底的に攻撃されたが、よく耐えた。驚異的な体力、精神力、そして「若さ」である。戦い終わって、いよいよ二期目。選挙では敵味方に分かれようとも、行政のトップとして自民党が7割を占める議会とも折り合いをつけながら、一期目にやり残した仕事にしっかり結果を残してもらいたい。選挙のときの彼女の演説の言葉通り、堂本あき子の人生全てを完全燃焼させる覚悟で、千葉をさらに元気にしてもらいたい。
(なお、同日行われた千葉県議会議員補欠選挙では、民主党公認候補4名中3名が当選を果たした。千葉県の大きな政治的変革のうねりは、4年前の堂本さん勝利から、脈々と、確実に広がってきているのだ。)

 
   

2005年3月14日
田嶋 要

 
 


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