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憲法調査会の報告書

 

 衆議院の憲法調査会が報告書を5年の歳月をかけて取りまとめ、河野洋平議長に提出した。民主党からは枝野さんが提出に当たっての発言をされたが、その中でも述べられたように、改めて歴史の重さを痛感するマイルストーンである。今後、これをスタートラインとして、日本の実情を十分に踏まえた、憲法改正が行われることになろう。憲法を改正するということに慣れていない日本では、改正が長らくタブー視された観があるが、他の諸国を見てみれば、時代の変化とともに憲法の不断の見直しを行っていることがわかる。報告書を提出するに当たっても、共産党などは改正の方向に批判的な発言をされていたが、やはり現実と大きな乖離のある条文というのは、そのままにしておくことが国民にとって有益とはとても思えない。日本の場合、法制が戦後まもなく出来て現代とミスマッチをしているものが多々あるが、憲法もその例外ではなかろう。今を生きる我々日本人ひとり一人が、この内外ともに困難な転換期に際して、自らの歴史を振り返り、21世紀のこれからの国の進むべき道をじっくりと考えるために、憲法改正が果たす役割は大きいと思う。

 
   

2005年4月19日
田嶋 要

 
 


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