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千葉県事業仕分け作業

 

民主党も色々協力していただいている「構想日本」という団体が、今千葉県庁に入って、県の様々な仕事の“たな卸し”をしている。今日はその現場を視察に行った。テーブルに着いているのは、構想日本のファシリテーターのような方、神奈川県の厚木市・小田原市・逗子市・横須賀市の各職員、そして千葉県庁の職員らである。流れは、千葉県職員が事業を説明し、その後質疑応答、最後にその事業の今後の扱いを5つの選択しから選ぶ。即ち、1.不要(中止)、2.民間へ移す、3.市町村へ移す、4.県で継続(要改善)、5.県で継続(現行通り)。一つの事業につき、15分から30分程度で、この判断を行っていく。

興味深いのは、まず第一に、千葉とは関係のないヨソの自治体職員があれこれ質問することだ。これらの自治体はすでに構想日本と協力関係にあるのであろう。業務見直しの言わば“先輩”である。そして第二に、これらのやり取りが一般市民や議員、マスコミに完全公開で行われていることだ。従って質疑応答には、我々も参加できる。もちろん、この作業での事業に関する決定は、県を拘束するものではないが、このやり方では県の職員には相当のプレッシャーである。つまり、この場で「不要」と烙印押された事業を県が継続するのはよほど勇気がいるだろう。

この構想日本による仕分け作業は、実は既に多くの自治体で行われている。そして経験済みの3市(新潟市・三浦市・多治見市)の平均・8県(岩手・秋田・宮城・新潟・長野・岐阜・三重・高知各県)の平均で見ると、この仕分け作業の結果、引き続き市町村・都道府県に残すべき仕事と判断されたものは、それぞれ既存の仕事の7割・6割という結果が出た。同じ作業を国の仕事でやると、財務・法務・外務各省を除き、今の霞ヶ関の仕事はほぼ5割が国がやるべきでない仕事ということなのである。地道な作業であるが、急がば回れ。これこそが行政改革の近道である。


 
   
2005年11月10日
田嶋 要
 
 


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