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悲しい師走である。あの忌まわしい奈良の事件から早くも一年が過ぎたと思っていたら、先週は広島、そして今日は栃木で、どちらも小学校一年生の女の子が殺害された。日本の治安はまだまだ悪くなると残念ながら私も予想はしていたが、悲しい日本は想像以上に加速している。一人の親として、わが子を突然に失ったご両親の無念さに胸が痛むと同時に、どの犯罪もその犯人に許しがたい怒りが込み上げる。
栃木の事件はまだ犯人が捕まっていないが、状況からしてどの事件も性犯罪と考えられる。また奈良も広島も、性犯罪の前科のある者による犯行であった。広島と栃木と、被害者の通っていたどちらの小学校も、防犯ブザーを生徒に持たせるなど、少なからぬ対策は取られていたものの、犯行の前には無力であった。子供が安心して通学路を歩くことすらも出来ない日本になってしまった。子を持つ多くの親は暗澹たる思いである。
今年6月から性犯罪の前歴のある者の情報を法務省と警察庁で共有する仕組みが始まった。奈良県など、それぞれの自治体でも独自の取り組みも始まっている。親としては、誰もがこれらの動きに歓迎であろう。しかし、もっともっと見直さねばならないこともある。広島の事件との関係で、入国管理の今のルールはそのままでよいのか?また、地元から相談も受けているが、児童ポルノの「単純所持」が処罰の対象にならない今の日本のあり方は(先進国では日本は少数派)本当にこのままでよいのか?さらに、米国での調査で、性犯罪者の多くがポルノ中毒であるということが証明されているにも拘わらず、今のネット社会のあり方はこのままでいいのか?今国会は休会中であるが、子供らの安全とテーマに、急遽、私の所属する青少年特別委員会が開かれる。
いずれにせよ、今のような社会を作ったのは、今の、今までの、大人たちである。そして、今の社会に何ら責任のない子供達が、次々に犠牲となる。その子らの家族が一瞬にして悲劇のどん底に突き落とされる。こんな社会でいいのか?いいはずがない。
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