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屁理屈

 

 今、夜の11時。午前中からの予算委員会がまだ続いている。例の質問主意書の問題だ。今回は安倍官房長官が答弁に立ち、「当該質問主意書は、当時の政府の認識を述べたものである」、「検査を行う、とは答弁していない」、従って「閣議決定に反してはいない」の一点張りである。どんな屁理屈であれ、国会答弁では矛盾無くその屁理屈を通しぬくことが正義だ、とでも言わんばかりの厚顔無恥である。子供達にこのような国会の風景を見せることは教育上絶対によくない。「お父さん、あのおじちゃん、どうして朝と違うこと言ってるの?」


 いずれにせよ、こんなことがまかり通っては、悪しき先例となる。こんな答弁が許されれば、今後あらゆる質問主意書は、抜け穴を認めることになる。答弁書で「、、、する必要があると考える」とすれば、「政府の行動を規定したわけではない」との屁理屈で、後から何でもできてしまうことになるからだ。聞けば聞くほど、世間の常識と乖離するこの内閣に、暗然たる思いである。

 
   
2006年1月30日
田嶋 要
 
 


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