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教育の現状に関する基本的な認識のことを先日の日記に書いたが、もう一つ、防犯のことにも触れたい。先日、総務委員会で竹中大臣の所信表明に対して40分間質問をさせていただいた。その中で、私はおまわりさんのことを聞いてみた。おまわりさん、つまりは警察官というのは、もちろん地方公務員であり、そういう意味でいま公務員の削減の大きな流れの中にある。国家公務員90万人、地方公務員310万人、合計約400万人、それを5年で5%純減させるとかいう議論だ。
しかし、これも先進他国と比較すると結構愕然とするのだ。このデータを比較するときには、おまわりさん一人で何人の市民の面倒を見ているか(このデータの取り方自体が何とも権力的な発想で警察らしい)という数字だが、他の国は大体200から300人台であるのに対して、日本は未だに500人以上を見ている。いくら日本のおまわりさんが優秀でも、そこまで他の国の警官との能力差はあるまい。また、昔は安全と水がタダだったのだから、この数字が大きいのも理解できるが、今の日本はもはや昔の日本ではない。私はこれをせめて400人という数字にまで下げてもらいたいと大臣にお願いした。一人の警官が400人見るような状態に持っていくには、あと6万人警察官を増やす必要がある。なにもフルタイムの正式な警察官でなくとも必ずしもよい。警察官OBでもいい。要は、それを職務として、市民を見守る人をもっと増やすべきなのだ。
竹中大臣は、一応逃げずに答弁した。ニューヨークの治安を大きく改善したジュリアーニ市長が、その最大の理由を「警察官の数を増やしたからだ」と言っていたということを引用もしてくれた。6万人はなかなか難しいといっていたが、しかしそれは私に言わせれば、教育の強化と同じで、リーダーの覚悟の問題だ。しかし、竹中さんはともかく、肝心の小泉さんには、教育と同様、治安の分野でも余り期待できそうもない。この国会が始まって早々、本会議場で彼自身の実績の一つとして誇らしげに「空き交番を解消した」とのたまわっていたが、その後、予算委員会での民主党同僚議員の質問で、そのカラクリが明らかにされた。空き交番を無くすために、たしかに警察官も少しは増やしたが、一方でかなりの数の交番自体を閉鎖してきたのだ。だが、そのことには絶対に触れない。こういうつまみ食い的な主張は、国民に正しい現状認識を与えない。これもまた、一種の粉飾答弁であろう。
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