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肉骨粉のダブルスタンダード

 

 今日、厚生労働大臣に30分、BSE関連の質問をした。それにしても、役所の説明というのは、聞いても聞いても独善的だ。彼らの理屈は国民には理解されない、ということを全く理解していない。米国産牛肉の再再開はいつかは来るのであろうが、私達の食の安全は一体どうなってしまうのであろうか。野党の立場として私も頑張るが、限界を感じる。昨年末の再開時と同様、次回も政府が強権的に見切り発車しようとすれば、それを止められるのは国民世論しかない。

 肉骨粉の問題は、日本やEUで禁止されていることが米国では合法になったままである。にもかかわらず、食品安全委員会の“科学的”根拠による答申を楯に、日本政府は米国牛肉のこの肉骨粉の問題を軽視している。つまり、昨年の輸入再開の際にも、そして来るべき再再開の際にも、輸入条件には入れていない。国内の牛の飼料としては禁止されているものが、海外の牛にはOKという、誰がどう見ても明白なダブルスタンダードだ。先日釧路を訪れたときに農家の方がおっしゃっていた言葉を思い出す。「日本の農政は、国内生産者には厳しく、輸入物には甘く、だからね。」

 米国牛肉の再再開をどういう形で実現していくか、それは今後の日本と米国の関係を占う試金石になろう。全頭のBSE検査体制も既に整備されている米国の食肉製造業者もいる。そういう業者からのみ日本は買うべきだという考え方に、先日の予算委員会で小泉総理も理解を示している。いずれにせよ、こと日本人の口に入るモノの安全性について、買い手である日本が、米国政府に妥協する理由はないのだ。

 

 
   
2006年3月1日
田嶋 要
 
 


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