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今日、竹中総務大臣に本件に関する質問を15分間した。この制度は出来てま
だ5年と歴史が浅いものであるため、まさにこういうステージで不都合や矛盾
点を解消していくことこそが、将来において良い評価を得るための肝心なとこ
ろだと思う。特別会計も特殊法人も、創設当初は良かれと思って制度設計した
はずなのに、昨今の評判はすこぶる悪い。同じ轍を踏まないようにしなければならない。
・独立行政法人の職員の給与水準をラスパイレス指数(脚注1参照)で見ると、
移行前の国家公務員の水準よりもかなり高くなっている。特に特殊法人から独
立行政法人になったものにその傾向が顕著。経営の自由度が高まったとはい
え、給与ばかりが上がって行っては、「母屋でおかゆ、離れですき焼き」(脚
注2参照)、と同様.謗りも免れまい。独立しようが国の一部であろうが、税金
で運営されている組織ということは代わりが無い。この限界をわきまえなけれ
ばなるまい。
・非公務員型の独立行政法人であっても、その職員の公的年金は従来同様、国
家公務員共済年金だという分かりにくさ。公務員型の独立行政法人の職員数
が、公務員でありながら、公務員総定員法の枠外である(独立行政法人として
独立させただけで、国家公務員の数が減ったような誤解を与える)ということ
と同様に、看板と中身が矛盾していると言えよう。「非公務員型」というので
あれば、やはり年金も厚生年金に切り替えるのが筋であろう。
・色々な省庁がそれぞれに似たようなミッションの独立行政法人を持ってい
る。確かにこれまでも統合努力を進めてきたが、それは同じ役所の所.!の法人
の統合のみだ。役所をまたがる統合の実績はゼロ。さらに地方自治体の有する
似たような組織との統合ともなれば、検討した気配すらない。それぞれ水平統
合、垂直統合と言っても良いと思うが、そこまで改革してもらわねば、国民の
目線からは縦割り組織が既得権益にしがみついているという印象は払拭できまい。
竹中さんには、こういう点を十分踏まえて改革していただきたい。
(注1)「ラスパイレス指数」 一般的には、国(国家公務員)の平均給与額を
100とした時の各地方公共団体等(地方公務員その他)の平均給与額を指数化したもの。
(注2)「母屋でおかゆ、離れですき焼き」 2003年2月に当時の塩川財
務相が一般会計を「母屋」に、特別会計を「離れ」に例えて、「母屋でおかゆ
をすすっている時に、離れですき焼きを食べている」と特別会計の不透明さを
批判したエピソードをベースにしています。
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