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それにしてもまさに双方死力を尽くしての総力戦であった。民主党に全く勝つ要素の見当たらないどん底の状況から、955票差での薄氷の勝利へと、このことには実に重い、深い意味がこめられているような気がしてならない。無論、せいぜいようやく党再生のスタートラインに着かせて頂けたという感じであるが、それでも九死に一生というか、地獄で仏、という感じである。
私の意見も、今回の勝利の原因は有権者の絶妙なバランス感覚にあると思っている。与党に勝たせすぎても国民には何の得にもならないからだ。そういう意味では、今回の選挙はまさに二大政党制の選挙であった。もちろんそれだけではないのも事実だ。太田さんには意外性があった。誰だったか、「彼女は3分しか演説できない」などと真顔で言ったものだから、私も困ったものだと真剣に心配していたのだが、蓋を開ければ取り越し苦労だった。26歳とは思えない堂々とした雰囲気で、間もしっかり取って、身振り手振り付きですばらしい演説を聞かせてくれた。また、紆余曲折ある彼女のキャリアも、マイナスというよりは「格差社会、勝ち組、負け組み」を地で行くような話しで、「いいではないか、議員は国民の縮図。いろいろな人生経験を味わった人間が集うべし」という感じでプラスに働いたといえる。
一方、自民党の候補者には、超エリートだということだが、3つの違和感があった。第一には埼玉県民にとっての大切な地方行政の仕事を途中でほっぽり出してしまって、隣の千葉県から国政に出ようとしたこと。第二に、公募といっても実は規定路線の形ばかりの公募ではないかと、真偽のほどは別として、多くの人が勘ぐっていたこと。そして第三に、民主党の羽田さんが仲人だったとか、元民主党代議士だった埼玉知事に引っ張られて副知事になったとか、あるいは民主党の政治スクールで講師をやったことがあるとか、なんとなく印象としては民主党的であったこと。要するに千葉七区の有権者からすれば、どれも違和感がある話だったのだろうと思う。
まあ、後講釈はこれくらいにして、次が大変である。自民党だって捲土重来を図るだろうし、上記のような違和感は次回は払拭されているであろうから。取り敢えずはこの勝利に胸を撫で下ろすわけだが、民主党もいばらの道、太田さんも次が大変。私も大変である。自分の足で歩き、自分が直接有権者と語り、国民の望む政治の実現に向かって地道に取り組む。また一からのスタートであることを、この機に改めて心に誓いたい。
なお、選挙期間中、「なぜ、千葉七区のことを日記で書かないのか?」という問い合わせを幾つか頂いた。確かに分かりにくいし、おかしな話だと思うが、残念ながら現状の公職選挙法では自分の選挙ではない選挙の場合にも選挙期間中にネットでの発信はできないことになっている。守られているかどうかは別として、このことはすべての国民に言えることだ。加えていえば、選挙後に当選の御礼をするのも禁止である(これはネットでも文書でも挨拶でも)。そして、そんな現状をおかしいと感じているからこそ、今、私がその公職選挙法の改正、つまりインターネット選挙運動の解禁に取り組んでいるところである。今国会中に日の目を見るかどうか、与党側の動きも併せて今後も見守っていただければと思う。
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