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自然体

「自分の欠点を理性でカバーしてゆくということが、まず自分が変わらなければ成らない、ということの意味です」とさらりと説明したのが、小沢さんが代表になって最初の記者会見。しかし、私が今まで観察してきたところでは、小沢代表は結構自然体で、無理なくやってきているような印象である。今日は私が司会をしての代表記者会見であったが、これまで同様、丁寧に記者の質問に笑いも交えながら答えておられた。

冒頭、ご自分から、10年ほど前の心臓手術の話を切り出し、今は医者の指示に従って生活しているという説明をされた。おそらく夜討ち朝駆けが出来ず、代表の情報がなかなか取れないとマスコミがこぼしていることを受けての釈明であろう。早寝早起き、6時からの散歩、朝食や昼食を取りながらの会合は全てお断り、そして食後はきちんと休むこと、禁煙、酒も昔の三分の一だという。あまり政治家が自らこの種の情報を開示することは無いと思うのだが、今日もまた小沢代表の自然体が印象的だった。

質問は参議院選挙の候補者公認や教育基本法に関するものが多かった。最後の質問に対して、今の日本の教育に関する代表の個人的な問題意識を披露。先だっての農業政策の話のときと同じように、熱が入りフランクであった。教育委員会などの問題にも触れ、教育の責任主体が不明な日本の制度を根本的に変えていくべきだという趣旨の発言をされた。小沢さんといえば選挙という感じで、政策の話はなんとなくあまりされないような印象だが、前回の農業といい、今回の教育といい、実はご自身の考え方ははっきりと述べられる。ちなみに、昔書いた「日本改造計画」の第二弾を現在準備中だという話もされたが、今6回目の推敲中で、出版にはもう少し時間がかかるのだという。さすがに代表になったこともあり、間違いなく注目度大のその本の記述内容には慎重の上にも慎重を期しているという感じである。

いずれにせよ、私にはきわめて自然体に感じられる今の小沢さんが今後も続いてくれることを願わずにはいられない。

 
   
2006年5月9日
田嶋 要
 
 


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