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法案を読まない大臣たち

 先日の総務委員会で審議された地方自治法改正案について、私の質問に対して竹中大臣は責任大臣でありながら肝心の改正法案の条文にご自分は目を通していないことを正直に認めた。そして、今日の党首討論、教育基本法の改正に関しても小泉さんは全く中身を理解していないことを露呈してしまった。昨日の私の日記にも書いた教育委員会を中心とした今の教育行政のあり方こそが、まさに今の日本の教育の核心的な問題のはずだが、そのことを強調した小沢代表に対する総理の答弁は的外れなものに終始した。まあ、充実したやり取りはもともと余り期待していなかったが、国民の目には小泉総理の見識の無さ、無責任極まる政権運営が浮き彫りになったのではなかろうか。これでは日本の子供たちが余りに気の毒である。

 党首討論の後、代表記者会見の司会も先週に続いてやらせて頂いたが、そのとき知ったのは、この党首討論というのを日本で導入したのは小沢さんご自身だったということだ。本家本元の英国では毎週行われているとのことで、小沢さんもマスコミに対して、もっと回数を増やしたいと意欲を示された。また、この党首討論の活性化に加えて、今の各委員会での政府委員制度(大臣のような政治家が答えられないときに官僚が代わりに答えるというしくみ)をなくせば、国会はずっと活性化し、面白くなるということを強調していた。これもまさしく正論である。教育委員会制度といい、政府委員制度といい、核心的な仕掛けに手を着けることが大きな変革につながっていくのである。

 余談であるが、代表記者会見の司会は、実にありがたい経験をさせていただいていると思う。特に、記者から質問が飛んできたとき、自分だったらどう答えるか、をいつも頭で考えながら小沢さんの口から出てくる言葉に注目している。ほかに誰にも頼ることができず最終判断を迫られる者は、いつも孤独で厳しい仕事であると、改めてつくづく思う。

 
   
2006年5月17日
田嶋 要
 
 


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