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伝えることの難しさ(1)

私が一昨年来取り組んでいる社会保険庁関連施設の譲渡売却に関わる地元案件については、ここしばらくは動きが止まっている。この間、大変多くの方々から感謝の言葉を頂き、私も嬉しく思っているが、実は最近ショックなこともあった。国が資産売却をしようとするのに、私が地元エゴでそれを阻止しようとする動きの片棒を担いでいる、と誤解している有権者がいたからだ。もちろん、その誤解は程なく解けたが、真実を伝えるというのは本当に難しい。

片棒を担ぐどころか、私は国が今までの無駄な施設作りから足を洗い、資産売却によって筋肉質の財務体質を取り戻すことが、日本にとって極めて重要だということを常日頃強く訴えている政治家の一人だ。財政再建、行政改革は、全ての政策・改革の大前提だからだ。ただ、問題は、確かに社会保険庁が全国300もの施設に保険料をつぎ込んだその罪は重いが、だからと言って、その売却に際して、地域の多くの人々の交流や予防医学の拠点として大きな役割を果たしているものを、そういう現状を全く無視した乱暴な進め方をしてよいということにはならないということだ。それでは二重の罪を犯すことになるからだ。

現に、昨年、私の地元にある千葉社会保険センターがある日突然閉鎖されようとして、私が国会でその手法が如何に無茶苦茶かを国会で取り上げ、その閉鎖は取り消されたが、その後の状況を見ていても、本当にあのような傍若無人というか唯我独尊の行政の傲慢さは許し難いものだと、今振り返ってもつくづく思う。全ての問題点を国会では取り上げはしていないが、役所と言うのは放っておくと国民の税金をムダ使いして、とんでもないことをしでかすものだということを、この小さな一件からだけでも十二分に学ばせてもらった。


 
   
2006年7月22日
田嶋 要
 
 


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