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被爆国の責務

今日は61回目の原爆記念日である。私は残念ながら式典には参加できなかったが、先日、地元千葉市でも千葉県民で広島・長崎で犠牲に遭われた334名のご冥福を祈る式典が執り行われ出席をさせて頂いた。

ご挨拶のお時間も頂戴した。21世紀に入り、日に日に被爆体験も戦争体験も風化する。それらを自らの直接の体験として語れる人々は、当然少しずつ減ってゆく。恐らく私などは、祖母から「防空壕」や「焼夷弾」の話はいつも聞かされた最後の世代ではないか。つまり、我々の世代は、全て間接情報として得た被爆や戦争のことを、今度は我々自身が次代に受け継いでゆくという、実に困難な仕事を行ってゆかねばならない。世界ただ一カ国、被爆国としての日本、そして日本人に課せられた世界平和への大きな使命は、月日と共にいよいよ困難な、しかしこれまで以上に重要な任務となっていく。

式典後に、傍らに展示されていた写真を見て回ると、平和の尊さと脆さを再確認させられる。全ての国民にとって、人間にとって大切な時間である。


 
   
2006年8月6日
田嶋 要
 
 


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