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今年のノーベル平和賞に、あのグラミン銀行で有名なバングラディシュのムハマド・ユヌス氏が受賞することになった。日本でどれほど同氏が有名かよく分からないが、私は心から「やったー!」という感じである。1983年に生まれたグラミン銀行のことは、私が世界銀行グループで途上国の民間企業向けの金融の仕事をしていたときに初めて知り、大変心を揺さぶられた。私もそんな仕事がしたい、とも思った。その後私自身フィリピンという貧しい国に5年赴任したが、その体験からも同氏の信念には心から共感できる。グラミン銀行は貧困層への小額貸付(マイクロクレジット)による自立を促すが、そういう貧困層に貸し付けても貸し倒れが増えるだけだろうという巷間識者の心配とは裏腹に、実は貸し倒れは極めて少ないのだという。実は、私はこれに関連して国会でも外務省に質問をしたことがある。日本のODAはこのようなマイクロクレジットを促進する分野にもっと力を入れるべきだという趣旨である。第二、第三のグラミン銀行が生まれて欲しい。もちろん外務省からはそのような熱いメッセージは無かったが。
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