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日本人の寿命と言うのはなぜこんなに延びたのか、色々あるのだろうが、しかし兎にも角にも女性は世界一で85歳を窺い、また男性も世界第三位で80歳に迫る勢いだ。坂本竜馬や高杉晋作が活躍した幕末や明治の時代は、人生本当に短かったのだなと改めて思うし、逆に今の日本人はかなりの確率で本当に人生長い長い時間がある。健康寿命と言う意味でもこれは同じである。
だが、確かに寿命は延びたのだが、それに連動して人生が「間延び」してしまっ ている感じもする。判りやすくいえば、今まで50年に凝縮されてきた経験・体
験が80年になったという意味だ。生まれてから社会に出る頃までの期間を考え ても、どうもそんな気がしてならない。特に、これだけ様々な社会問題が深刻化
すると、いっそのこと寿命が延びたのにあわせて、「間延び」した時間を補うた めに、もう少し広い意味での人間教育を施す期間も延ばす必要があるのではない
かと思う。
確か安倍総理もこの国会のどこかで、イギリスのギャップイヤー(Gap Year)のことに触れ、それに倣った持論であるところの、大学入学を9月に、そして高校卒業からの半年ほどを様々な社会勉強に充てる、というような考えを示した。実は私の持論はもう少し長くて、ちょうどイギリスと同じように高校を卒業したら一年間という主張だ。あるいは、義務教育を終えたら、というのもありうる。そして、昨日の青少年特別委員会でも触れさせていただいたが、義務教育期間9年間の延長も検討したらよいと思う。イギリス・カナダなどが10年以上の義務教育を課している。つまり、学問を教える以前の、「生きる力」をしっかり身につけるための追加の一年である。世界一の長寿国日本に住む人々が人生の早期の段階でもう少し不十分な人間教育を補うことが、様々な社会問題の解決への
打開策の一つになりうると思っている。
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