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新年早々、また忌まわしい耳を疑うような事件が起きた。渋谷区の歯科医師の家庭で、21歳の次男が20歳の妹を惨殺した事件である。今や「親が子を、子が親を、、、」というセリフがあちらこちらの会合での政治家の挨拶で出てくるような悲しい世相が広がっているが、その中にあっても今回のこの事件は特異である。そして私は、この事件に関しては、加害者の次男が一体どういう人間なのかという点よりも、一体今の
社会の何がこんな病理的な現象を生んでしまうのかという、今の社会を造った一人の大人としての反省の念を持って考え込んでしまう。
今後の当局のさらなる調査で、加害者本人、加害者と被害者の関係、あるいは両者の家庭環境・人間関係など様々なことが明らかにされ、事件の原因究明が試みられるのであろう。しかしこのような特異な事件を契機として、私たちは今の病んだ社会そのものに対しても、思い切った対策を検討すべきときに来ていると思う。
先月までの臨時国会で民主党が提出した、携帯電話への所謂フィルタリングソフト義務化法案もその一つである(この法案は結局時間切れで審議されなかった)。ネット社会が青少年に与えている害悪は依然として「調査研究段階」ということだが、しかし因果関係がはっきりしないから対策を講じないでよいのか、真剣に問うてみる必要がある。
今回の事件とネット社会との関係に関しては全くわからない。しかし昨今の色々な事件が起きる背景の一つとして、ネット社会の負の側面を指摘する声は少なくない。国会開会中に国会に届けられた全国からの請願などにも、この関連のものが実に多いのである。
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