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教育と医療に関して講演を頼まれていて、ネタを考えていたところ、1月4日の日経新聞に面白い記事が見つかった。「イエコノミー」という囲み記事だが、「この十年で良くなった・悪くなった製品やサービス」というアンケート結果が出ていた。ここには今の日本が凝縮している。
良くなったベスト3は、パソコン、携帯電話、AV家電。その後にも白物家電、自動車と続く。そして悪くなったワースト3は、学校、病院、介護。見事である。判りやすい。要するに、モノが良くなり、サービスが悪くなったのである。ものづくりの日本、製造業のたゆまぬ品質改善、そこには民の力が溢れている。方や、官による提供が大きな部分を占める教育と医療。生産性の低い非製造業の中でも、改善の余地が大きい二つだろう。そして、この二つの対比は、「経済は一流、政治は三流」というこれまでの日本への国際社会からの評価ともダブる一面がある。
日本に暮らす人々が真の豊かさを実感できる国にするためには、まさにこれらのサービス分野の劇的な向上が不可欠である。そしてそれには、政治と行政のレベルアップが大前提だということだ。しかし、残念ながら教育改革や医療改革の現状を見る限り、あのアンケート結果はここしばらく大きな変化は期待できそうにない。
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