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「選挙の前に提出して、民主党を利することはない」というおかしな理由で、今回の国会に政府からいわゆる「ホワイトカラーイグゼンプション法案(残業代ゼロ法案)」が出されないことになったらしい。出すのも出さないのも勝手だが、しかし選挙の前か後かでそれほど差があるとは思えない。
いずれにせよ、参議院選挙が終われば、(解散がなければ)秋の臨時国会か来年の通常国会に政府与党はその法案を出してくるということである。つまり、法案を出すタイミングに関わらず、今の自民党の労働に対する考え方は、すでに国民の間に判ってしまったのである。要するに、選挙の前に当該法案は出てこなくとも、選挙の争点としては十分使える材料であるということだ。
それにしても、最近は政策に関連して次から次へと、横文字の言葉が登場する。元々の概念が日本独自ではなく、海外から輸入されているということだ。米国からの年次改革要望書もかなり有名になったのだし、もう少し政策の出所くらいわからないような工夫ぐらいしてもよさそうなものである。今頃になって「自己管理型労働制」と呼んでみたところで遅すぎる。しかも、そんな判りにくい話は国民には通らないのである。
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