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「When」の問題


先週木曜日、鳥インインフルエンザに関する講義を、偶然にも国立感染症研究所のお二人の方から別々に伺う機会を得た。国会でもそれだけホットなテーマになってきたということだ。その後の私の感想は、北朝鮮の核も地球温暖化も確かに脅威ではあるが、それ以上に将来確実に起こり、そして一刻の有余も無いのが、この鳥インフルエンザだということが分かった。

最近は週刊誌などでも特集が組まれているが、そもそもこれはいわゆる「インフルエンザ」ではないということらしい。ウィルスとしてはインフルエンザウィルスであるが、病気としては似て非なるもの。通常のインフルエンザの致死率は0.1%であるのに対して、鳥インフルエンザは何と70%だということだけで、それは十分示されている。

インフルエンザというような紛らわしい名前が問題だという指摘はもちろんあり、米国が現に取っているように、核戦争に備えるのと同じくらいの国を挙げた対策準備が急務だということだ。かつて、日本でスペイン風邪が蔓延しおよそ40万人が死亡した(当時の人口は今の半分以下)といわれるが、にも関わらず、およそ10万人が死亡した関東大震災ほどには日本人の記憶には残っていない。被害が目に見えにくいものだからだ、という講師の方の指摘だった。今回の鳥インフルエンザが最悪の事態を招かぬよう、「If」の問題ではなく、「When」の問題として、政府に万全の対策を働きかけてゆきたい。

 
   
2007年2月13日
田嶋 要
 
 


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